恩田 陸 著 『月の裏側』

月の裏側
【単行本】
九州の水郷の街・箭納倉(やなくら)の住人が、町を侵食している、
ある恐ろしいものに「盗まれて」、入れ替わっていくホラー小説。
The Dark Side of The Moon
《 登場人物 》
 塚崎多聞(37)・・・ レコード会社のプロデューサー
             妻はフランス人ジャンヌ(2つ年上)
 三隅協一郎 ・・・ 多聞の大学時代の恩師、箭納倉在住
 池内藍子  ・・・ 協一郎の娘で大学時代は多聞と同じサークル(3つ年下)、
           現在は京都の料亭の女将
 高安則久  ・・・ N日本新聞 福岡支局 箭納倉支部長

スティーヴ・マックィーンの『人喰いアメーバの恐怖』('58)的作品。
  人が町に誰もいない状態は、北村薫 著『ターン』や
  ダニー・ボイル監督の『28日後…』を彷彿とさせる。
只、結末は曖昧というか、読者に判断を委ねている形の終わり方でした。

《 PickupWord 》
 「ネイティヴでない者がある共同体の言葉を学ぶ時、骨を埋める覚悟が
  ない限り、その共同体のコアの言葉を使うべきではない。」

 「反抗期って、子供の情報処理のシステムから大人の情報処理システムに
  移行する時の混乱なんじゃないかって思う。」

 「恐怖を一緒に体験することで、愛のエネルギーは増強される。
  恐怖について語っていると、その反動で愛について語りたくなる。
  人々は恐怖を語ることで愛を語るのだ。」
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最終更新日時: 2018年08月15日(水)14:53:52
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