cinema-days 映画な日々

『椿三十郎』

2007/12/01
織田裕二 豊川悦司 劇場鑑賞
椿三十郎
黒澤作品の45年振りリメイク
織田裕二は『将軍家光の乱心 激突』(’89)以来の時代劇出演

個人評価:★★★ (3.0P)】 (劇場鑑賞)
前作を未見だと「椿三十郎」の豪放磊落のキャラは新鮮だろう。
脚本は黒澤版と同じ為、織田裕二のセリフ回しが三船敏郎を彷彿させる。
既見だと、三船の豪快さ・迫力、織田の洒脱・軽妙さが際立つだろう。

大目付菊井(西岡徳馬)次席家老黒藤(小林稔持)
国許用人竹林(風間杜夫)の「茶室の三悪人」は『踊る大捜査線』の
神田署長(北村総一朗)秋山副署長(斉藤暁)袴田課長(小野武彦)
=スリーアミーゴスのようだった。
「押入れ侍」木村役佐々木蔵之介は儲け役です。

城代家老睦田(藤田まこと)の掛け軸
 「本来無一文」「虚無恬淡」「人生小笑」
睦田夫人(中村玉緒=14年振りの映画出演)娘千鳥(鈴木杏)の
ボケキャラにはイライラしました。(笑)

森田作品の常連伊藤克信も菊井配下で出演
睦田家腰元こいそ役村川絵梨に注目



松下奈緒主演のTV『グッジョブ』にも出演していました。
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Hiro

プロデューサー角川春樹

総製作費30億円をかけた歴史大作『蒼き狼 地果て海尽きるまで 』が
失敗に終わった角川プロデューサー、黒澤脚本を擁して、
「40億円は最低ライン。そこからどれだけ伸ばせるかが勝負。
60億円が一つの目安になる」
昨年の正月映画だった山田洋次監督の『武士の一分』
興収40億円超えを宣言。[淀川長治]

2007/12/02 (Sun) 07:09

Hiro

>ミチさん

TB有難うございました。
何処かの映画雑誌の特集でリメイクの成功・失敗を取り上げ
ていたような...
『用心棒』のリメイクは万人の認める技量がないと世間が
許してくれない????

2007/12/03 (Mon) 00:03

Hiro

>シネマいいのにさん

TB有難うございました。
今作品で初めて椿三十郎と出会う人は、文句無く、
その魅力に引き込まれると思います。

2007/12/04 (Tue) 00:21

Hiro

藤田まことの撮影

話が進むにつれ、人質とされた城代家老は誰が演じるだろうと、
興味津々で観ましたが、城代家老睦田役藤田まことの撮影は
クランクアップの1日だけだったそうです。

2007/12/09 (Sun) 15:59

Hiro

旧作との比較

相違点
1.上映時間:90分 → 119分
2.殺陣:早業 → 体力勝負
3.主人公のキャラ:統率型 → 協調型

2007/12/31 (Mon) 13:27

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映画館にて「椿三十郎」黒澤明監督と三船敏郎のコンビが1962年に放った傑作時代劇を森田芳光監督がリメイク。おはなし:町外れの社殿で、上役の不正の告発の相談をする井坂伊織(松山ケンイチ)ら若侍9人。そこに突然薄汚れた浪人(織田裕二)が現れて、慌てふためく若侍に

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「椿三十郎」(2007年版)

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