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『となり町戦争』

2009/02/06
【邦画】[タ行] 5
江口洋介 原田知世
となり町戦争
三崎亜記のデビュー作であり、
第17回小説すばる新人賞受賞作の映画化。

個人評価:★★☆ (2.5P)】 (自宅鑑賞)

隣町同士が行政事業の一環として”戦争”を始めるという
奇想天外なストーリー。
舞坂町 VS 森見町 (5/7~8/31)

町の繁栄を最優先に、町長は目先の支持率ばかりを気にして
長期ビジョンもなく、行き当たりばったりの施策を実施。
町職員は喜怒哀楽・感情を押し殺して職務に励む。
戦死もSEXも”業務”として遂行された結果にすぎない。

「嘘やデタラメで固められたもの。それが戦争なんだ」
「さっきまで隣で笑っていた人が、ひょいっと死んじゃう。
それが戦争なんですね」

設定やキャストから、もっとアップテンポでコミカルな作品を
予想していましたが、社会風刺的なシニカルな作品でした。

《 こんな人に注目 》
タバコ吸いまくりの旅行会社ツーリスト・スカイ
傭兵くずれの田尻主任に『転々』の岩松了
戦死しちゃう先輩女性社員 本田に小林麻子
戦争推進室の室園室長に『おくりびと』の余貴美子
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コメント歓迎!! 5

まだ、コメントはございません。

Hiro

>kiraさん

TB有難うございました。
原作通りなんですが、本格的な戦闘場面もなく、
上映時間:114分を持たせる視点に脱帽です。

2009/02/08 (Sun) 14:14

Hiro

>mezzotintさん

TB有難うございました。
電車を降りた二人は、その後上手くやっていけたのだろうか。
香西の行政口調を変えるのは中々至難の業と見た。(笑)

2009/02/08 (Sun) 14:22

Hiro

>アロハ坊主さん

TB有難うございました。
「となり町」という身近な存在と「戦争」という殆どの人が
未体験となってしまったの事象を合体し、若い男女の
恋愛感情を織り交ぜながらも、平和ボケな民に
世界のどこかで今も戦々恐々とした生活を送り、
安息を得る事が無い人々がいる事を気付かせてくれる作品でした。

2009/02/08 (Sun) 14:39

mezzotint

コメント・TBありがとうございましたm(__)m

Hiroさま
TB・コメントありがとうございました!
随分前に観た作品なので、忘却の彼方に飛んでおります。
原田知世の感情のない口調が印象的だったのと、
余貴美子の姿がまだ目に焼きついておりますが・・・。

2009/02/08 (Sun) 20:30

Hiro

>masakoさん

TB有難うございました。
>映像で観ても不思議なものは不思議でしたが、
>本を読んだ時によくわからなかった”戦争”が、
>映画ではわかりやすかったかな...確かに。
分担表の三枚目の出来上がりが遅かったのは
やはり、香西の心中にも迷いがあったのでしょうね。
原田知世と瑛太の姉弟という設定が少し違うなぁ...

2009/02/09 (Mon) 02:23

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