近藤 史恵 著 『賢者はベンチで思索する』

登場人物
七瀬久里子(21) ファミレス「ロンド」アルバイト
弟 信 ひきこもり(二浪中)
犬 アン(大安から) トモ(友引から)
国枝一郎(72) ヘルパー付痴呆性老人
息子バンコク(15年)疎遠
赤坂浩一郎 他人に成りすます詐欺師
絵画・宝石の贋作、証券詐欺
各章
第一章 ファミレスの老人は公園で賢者になる
「ロンド」の同僚
土田美晴-彼氏裕太
塩沢桃子(高校生)
村崎(30代)パート
村上-信が目当てで通うウエイトレス
犬パルボウィルス感染症
プードル・ブリーダー婦人…雑種犬嫌悪
第二章 ありがたくない神様
「ロンド」
勝野店長 山崎サブチーフコック
弓田譲 新人厨房係 久里子が一目惚れ
初デートはジョニー・デップのアクション映画
シリーズものの続編となると ・・・・・
「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」かな。
前川千春(17)
アトマイザーに入ったにがり?をカトラリーのスプーンに
潔癖症の客…従業員に正義の鉄槌
「衿を正せ。自分に恥ずかしくない仕事をしろ。」
第三章 その人の背負ったもの
本物の国枝 信州で別荘の管理人(2年間)
重田通臣 国枝の高等学校時代の友人
石坂刑事 市役所の窓口が似合いそうな中年
高倉肇(小3)誘拐事件
兄昴の虐待
PickupWord
「小さなルールを破ったくらいで、大きな罪を犯したのと同じ罰を
受けるべきではないというのも、大切なルールのひとつだろう。」
「心をいっぱいに満たしていた悲しみは、少しずつどこかに流れていく
ような気がした。心にも排水溝があるのかもしれない。」