『遠まわりの雨』

「山田太一ドラマスペシャル」
放映:テレビ東京系 2010.3.27(土) PM9:00 - 11:18 (野球延長で放送が20分遅れた)
「20年ぶりの再会に燃える恋…大人の男と女がその一線を越える時…夫婦家族愛の行方!
鎌倉極楽寺駅衝撃の別れに涙が止まらない…今だけ恋に落ちよう」



演出:雨宮望 / 原作:山田太一
出演:渡辺謙 夏川結衣 岸谷五朗 田中美佐子
主題歌:『翼をください ~Wings To Fly~』 唄:スーザン・ボイル
傾き掛けた町工場に起死回生となる特殊加工の仕事が舞い込んだ矢先、
社長・紀一(岸谷五朗)が脳卒中で倒れる。
その時、妻・桜(夏川結衣)は20年前にいた元カレ・草平(渡辺謙)に助けを求めた...

草平も2年前に職場が潰れ、意に沿わぬホームセンタ主任の仕事に辟易、
妻・万理(田中美佐子)娘・雪菜(川島海荷)との関係もギクシャクしていた...

渡辺謙の山田太一作品出演は『星ひとつの夜』以来2年ぶり

山田先生の脚本では、役者の発想で『ここはこうなんじゃないか』と勝手に決めつけず、先生が書かれたセリフに忠実にやることが大事だと思っています。『てにをは』の一つ一つや、『、』(読点)や『。』(句点)を無視せず、ちゃんと入れて区切って喋ると、自然とあとから気持ちがついてくるんですよ。そこまで練り上げているんですね。ある種、セリフに操られるパペットやあやつり人形のようなんですが、それがあるところから操られていたものが見えなくって、感じなくなって"自由"になる。そこが山田マジックなんだな、と僕は思うんです。


夏川結衣は山田太一作品初出演

山田太一さんの作品は初めてで、自分でも考えていた以上に緊張してましたが、参加させていただいて本当によかったです。自分が基本に帰らせてもらえる作品でした。山田先生の作品は、『ふぞろいの林檎たち』をはじめ、拝見してきましたが、観ていた時とは全然ちがいました。実際自分がやってみると、こんなに大変なんだって。山田太一さんの本って、セリフに説明がないんです。『うん』しか言わないシーンもあって、行間を演じなくてはいけない。先生は、ドラマを見る人を信用しているんだと思います。


友情出演の田中美佐子は、先日終わったNHKドラマ『君たちに明日はない』の
芹沢陽子役のイメージがチラついてしまって...
蒲田の工場主に『ありふれた奇跡』の井川比佐志、
ビジネスホテルの受付におひょいさん(藤村俊二)

山田太一作品には欠かせないあの人、柳沢慎吾もちゃんと登場
『翼をください』が被るラストの江ノ島電鉄 極楽寺駅場面

渡辺:鎌倉での草平と桜のラストシーンは、二人の思いが全部集約されている。
感情を抑え切れなくて、まずいんじゃないかと思った。
山田:いいじゃないですか。あそこが書きたくてこれを書いたんだから。

駅員「止して下さいよ、いい歳をして」
草平「いまだけだ」
駅員「当たり前ですよ、そんな事、しょっちゅうやられちゃぁ堪んないですよ」

【 山田太一作品 】
関連記事
【スポンサーリンク】

最終更新日時: 2016年11月27日(日)02:21:53
ブログパーツ

Comment 1

There are no comments yet.

Hiro  

渡辺謙×山田太一新作ドラマ

『五年目のひとり』(2016年秋 テレビ朝日系)
震災から5年が経過した東京のとある町が舞台。
ベーカリーで働く主人公の男性と中学校の文化祭でダンスを披露し、
主人公から「君のダンスが一番綺麗だった」と声を掛けられた
少女の交流を軸に、震災で8人もの家族を失った主人公の過去が
明らかになっていく過程を通じて被災者の再生や心の機微などを描く...

2016/06/24 (Fri) 22:50

Leave a comment