『孤高のメス』

孤高のメス
医師の使命に従って法的に認められていない
「脳死肝移植」を執刀する外科医の姿を描く。

個人評価:★★☆ (2.5P)】 (劇場鑑賞)

原作:大鐘稔彦
地方医療のレベルアップの為、名外科医が劣悪な地方病院を再建する話かと
思いきやさにあらず...(最近、事前情報なく鑑賞する事が多いので)

物語は母親の葬儀の為、帰郷した息子弘平(成宮寛貴)が
母の日記(1989年)を手にする事から一挙に20年前に遡る。
当時、その息子は5歳。
母は劣悪な地方病院さざなみ病院の看護士。
外科オペを仕切ってるのは能無しな慶応大学からのスタッフ
そこへピッツバーグ仕込みの当麻鉄彦が着任。
変わった苗字-最初漢字を見た時は当直の麻酔医の略かと思った(笑)

手術中にBGMとして演歌、都はるみをかける。
「アンコ椿は恋の花」「好きになった人」
「彼女は日本の宝です」堤本人は石川さゆりの方が好みのようですが...
ホントの医療現場でもBGMを使う事はあるみたいですが、
患者さんは麻酔中なので気付かない?

着任半年後、大川市長(柄本明)が議会途中で吐血。末期の肝硬変で
肝臓移植しか救う方法がない。
弟(でんでん)娘翔子(中越典子)の肝臓が適合せず、
そんな中、武井(余貴美子)の息子誠(太賀)がトラックに
撥ねられ、脳挫傷で搬送されてくる。
法的に認められていない「脳死肝移植」
成功率五分五分 所要時間12時間に及ぶ大手術。

事務局長(矢島健一)第一外科野本(生瀬勝久)の反対・妨害工作に
拘らず、医師の使命に従い辞表覚悟で手術を強行。
スタッフ
青木(吉沢悠 ピッツバーグから一時帰国の助っ人)
白島(徳井優)矢野(本田大輔)丘(安藤玉恵)

手術は無事終了。花柄のパジャマを着た大川元市長は憎まれ口を叩きながらも
余生を町の為に捧げると言明。その後、福祉会館を作る。
予後をピッバーグの同期、実川(松重豊)に託し、野本も悪行が露見し失脚。
当麻は責任を取って病院を去る事になる。

外来入り口で浪子(夏川結衣)も加わり集合記念写真を撮り、お別れ。
当麻:「君は素晴らしいナースでした」
浪子:「都はるみが好きになりました」

日記を読み終えた弘平が新たに着任する病院の院長デスクには
その時の集合写真が飾られていた...

大川市長・翔子・院長(平田満)・当麻の見合い場面が最高でした。
柄本明の娘が中越典子!?でもいいや...

裏工作をする慶応一派、生瀬の非道ぶりが逆に当麻の正当性を際立たせた。
一発食らった吉沢悠君、ご苦労様でした。
一派には、『借王<シャッキング> -銭の達人-』で整形外科医を
演じていた服部圭亮もいました。
当麻を刑事訴追すべく取り調べを行う県警刑事役は久々、隆大介。
これも、提供者(ドナー)及び受給者(レシピエント)の同意の確認が取れ
提供者(武井)の嘆願書により完全無罪放免となりました。

今作品の要とも言うべき、手術の場面はリアルでした。
成島出監督は『油断大敵』で役所広司『フライ,ダディ,フライ』で堤真一
ミッドナイトイーグル』で大沢たかおと、現在、日本で引っ張りだこの
男優三人を撮っているんですね。
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最終更新日時: 2020年02月20日(木)09:30:20
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Comment 4

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Hiro  

>KLYさん

TB有難うございました。
取り出された肝臓の大きさにびっくり。
肝臓ってあんなに大きいんですね。

2010/06/07 (Mon) 00:39

Hiro  

>マサラさん

TB有難うございました。
内容的には十分見応えのある作品でしたが、
ヘヴィな内容だけに興行的には厳しいのでは...

2010/06/07 (Mon) 21:05

Hiro  

>masakoさん

TB有難うございました。
冒頭のいい加減なオペにはびっくり!!
当麻&浪子ペアのオペをもう一度見たかった...

2010/06/07 (Mon) 21:27

Hiro  

>真紅さん

TB有難うございました。
>「医者になることよりも、医者であり続けること
>のほうが何倍も難しいんです」
どんな仕事でも、初心・やりがい・目標・夢を
持ち続けて、日々研鑽しなさいという事やね。

2010/06/12 (Sat) 20:23

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