『つむじ風食堂の夜』

2011/01/31 2018/07/16

【邦画】［タ行］ 0

八嶋智人

つむじ風食堂の夜
月舟町の洋食堂に集う
風変わりな常連客の物語

【個人評価：★★☆ （2.5P）】　（自宅鑑賞）

原作：吉田篤弘『つむじ風食堂の夜』

全七章からなる｡舞台は函館のノスタルジックな洋食堂
第一章　食堂 … つむじ食堂（店員広澤草）
第二章　エスプレーソ … 父（生瀬勝久）の定番
第三章　月舟アパートメント … 私と奈々津（月船さらら）は々アパート
第四章　星と唐辛子 … 古本が300万円
第五章　帽子と来客 … 帽子屋（下條アトム）で被ったハンチング
第六章　奇跡 … 珈琲タブラは残っていた
第七章　つむじ風 … 今､自分たちが立っている場所
「あっちやこっちから風が吹いて来て、
　それがくるりと一つのつむじ風になる―。」

主題は現在位置の確認
・万歩計＝二重空間移動装置
　　何処かに歩く､ここではない何処か
・壁と同一化して消える話
・ここは消滅して果てを突き詰める宇宙の話

・失踪した父親
・代替わりした珈琲店
・昔やりたかった事を忘れ去っている自分
　　学生時代の演劇の脚本書きから降雨の研究家に
・書く芝居も一人芝居

出てくる題材が全て､現在の自分の存在を問いかけてくる
管理人として､こ難しい屁理屈は置いといて
帽子屋の､「ここはここで､遠くは遠く」の意見に賛成！