『BOX 袴田事件 命とは』

BOX~袴田事件 命とは~
袴田事件の地裁主任判事が、自白の信憑性に疑問を抱きつつも、
死刑判決を書かなければならなかった経緯とその後の人生を描く。

個人評価:★★☆ (2.5P)】 (自宅鑑賞)
タイトルの「BOX」には、被告人 袴田巌(新井浩文)がやっていたボクシングと
収監されている拘置所、更には「○」有罪「×」無罪の意味があったんですね。

被告人 袴田巌と地裁主任判事 熊本典道(萩原聖人)が同じ歳だったとは。
上京して来る列車が同じだったといのはフィクションでしょうが、
ラストの二人が雪原を疾走する場面は、袴田の拘置所を出て自由に走りたいという願望と
袴田を裁く事によって自らも裁かれた熊本の心情がクロスする様を上手く映像的に表現していました。

□ 熊本判事の視点から描く
 これだけ見れば、袴田は確実に無実でしょう
 横井犯罪心理学者(岸部一徳)の虚偽自白
 土井弁護士(塩見三省)に送った検証証拠
   味噌樽に漬かった着衣/凶器の刃こぼれ/引き戸の開閉不可
   証拠のパジャマの血痕も鑑定不備/1年後に見付かった着衣もサイズ相違/
   内側の着衣にのみ付いたB型の血液の怪

 事件S41.6.30.死刑確定S55.12.12
   控訴・上告とも棄却で死刑確定
   被告は拘禁反応(精神異常)

□ 地裁の駆け引き
 静岡地裁 藤原所長判事(上田耕一)
  石井裁判長(村野武範) 息子の嫁を高見に仲介
  高見判事(保阪尚希) 国立出の熊本に反発
  死刑判決が多数決で決まる!?・・・全員一致でしょう「疑わしきは被告人の利益に」
 吉川検察官(大杉漣)起訴されたら90%以上は有罪でしょう
  裁判で真実を明かせば良いなんて有り得ない

□ 三人の女性
 判事 熊本の妻(葉月里緒奈) 異様に目力があって浮いていました
 被害者 橋口ちず子(雛形あきこ) 袴田と内通関係にあったとか!?ホントぉ
 被告の姉 袴田秀子(中村優子) 拘禁反応の出た巌の成人後見人となる

□ PickupWord
 立松刑事(石橋凌)「ホンボシは必ずウタいますよ。クロいものはクロいです」
 姉 秀子(中村優子)「ひなげしの別名=延命菊」
 死刑囚(國村隼)「お先に参ります。皆さん、お元気で」
 國村の登場シーンはここだけなのにインパクト強過ぎですよね。(笑)
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最終更新日時: 2018年02月27日(火)00:12:31
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Comment 1

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Hiro  

>CINECHANさん

TB有難うございました。
>後半は、ちょっと展開的に間延びしたかな
というのは、冤罪無罪放免とならなかったのでショウガナイかも。
1年後に着衣が発見された時点で、当の味噌屋の従業員は
真犯人は別に(身近に)いるのではと思ったのでは??

2011/07/17 (Sun) 23:00

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  • 10-136「BOX -袴田事件 命とは-」(日本)
  • 被告人ヲ死刑ニ処ス  昭和41年6月30日未明。清水市の味噌工場で一家四人が刺殺される事件が発生、容疑者として元プロボクサーで工場従業員の袴田巌が逮捕される。  当初は犯行を否認していた巌だが、勾留期限3日前に一転自白し、起訴となる。主任判事としてこの事件
  • 2011.07.17 (Sun) 01:17 | CINECHANが観た映画について