cinema-days 映画な日々

大沢 在昌 著 『語りつづけろ、届くまで』

2012/08/06
大沢在昌
語りつづけろ、届くまで
語りつづけろ、届くまで
【単行本】
煎餅の草の根宣伝の為、老人ホームにボランティア参加していた
食品会社のサラリーマン坂田勇吉が詐欺事件の金を巡る争奪戦に
巻き込まれる...

「サラリーマン坂田シリーズ」第三弾

登場人物


坂田勇吉(29) ササヤ食品営業 将棋腕前アマ初段
  祖父 風呂屋 → 父 コンビニ/賃貸マンション
極道の犯罪に巻き込まれる素質がある
  3年前 大阪出張 ミナミのホステス真弓
  昨年 北海道 ロシア人少女コーシカ
「坂田さんはこの趣のトラブルの経験が豊富だ。」P434

老人会「つるかめ会」江東区鶴亀銀座商店街振興会館
 NPO「つるかめ会」
 老人ホーム「東紅苑」
  大河原(55)履物屋の旦那/桑山 区役所定年/寺谷 お茶屋
  スーパー「あおいや」商店会長
  小川咲子(29)軽貨物トラック運転手 バツイチ
      兄(17歳上)寿司屋おがわ

  教授=元大学の先生 裁判官
  姫(綾乃)=元大部屋の時代劇女優
  田所ユキオ 元トビ職

玉井早雄(43)詐欺師「くねりのお玉」
  母 玉井節子(80)
  父 玉井源一 賭棋士 八百長の噂
トニー・健(50)=荒垣健一 漫談師
  父 堀船一家幹部 錦糸町で撃たれて死
  母 服役
  トリオ 松枝幸長(ひょろり偽名松川)
      森本(豆タンク偽名森末)賭麻雀-足立連合に追われる

事件の発端 詐欺事件 青山の一等地 企業の愛人死亡で処分
  カモ:70の爺 脱税した金3億円→振興会館の地下室に隠し紛失
  玉井が坂田に健康枕の訪問販売員講習依頼2時間2万円
  森本・松枝が警視庁捜査二課森末・松川を語り接触
  暴力団の介入 南城会 VS 足立連合

三浦秀克(37)南城会 足立区綾瀬「城東文化教室」で刺殺
舎弟 工藤圭一 ピアスの優男 西新井の演劇場の息子
  女 六本木の飲み屋「セントヘレナ」 森本と密会

南城会 縄張り:六本木
  黒崎/中尾 ひとり一億 P176
  「わかるだろう。俺らが必死になるのも。一億でお前、人ひとりくらい
   簡単に消される時代に三億だ。玉井を抜いても二人までなら
   殺したってチャラって額だ。」
足立連合 縄張り:足立区綾瀬-船越一家の跡
  芝崎(20) 肩にタトゥ 太った男
  幹部蘭崎 咲子の中学の3年先輩

刑事
  起動捜査隊 児島(ホクロ)池田(ぽってり)
  捜査一課 白井(白髪)宮下(黒髪)

大団円
 トニー・健が節子からお金の場所を聞き横取り、
 森本が足立連合に1千万返済 残り2億9千万は昔の女ヨシミに預ける
 (警察押収)
 三浦殺しは工藤が揉み合い、逆刺し

 工藤:三浦殺しを自供/黒崎:脅迫監禁銃刀法違反逮捕
 玉井:詐欺容疑-トニー健・森本・松枝

寸評


「新宿鮫」の重厚さは時にはしんど過ぎる...
管理人はこのシリーズがお薦め。

サラリーマン坂田シリーズ


□ 第一弾『走らなあかん、夜明けまで』1993年12月
□ 第二弾『涙はふくな、凍るまで』1997年5月

新装版 走らなあかん、夜明けまで (講談社文庫)新装版 涙はふくな、凍るまで (講談社文庫)
走らなあかん 夜明けまで [VHS]
走らなあかん 夜明けまで
監督:萩庭貞明
第一弾は萩原聖人 大塚寧々で
映画化もされている。(1996年)

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