『君のいないサマーデイズ』

登場人物が多く､154分 の長尺だが飽きさせない｡

マックス（フランソワ･クリュゼ）ホテル経営 別荘･船舶を持つ
　例年､皆をバカンスに招待
　　バカンス中もＰＣのモニターでホテル監視
　　神経質：芝刈り／イタチの侵入etc
　妻ヴェロ（ヴァレリー･ボネトン）

ヴァンサン（ブノワ･マジメル）整体師 マックスに好意 告白
　妻イザベル（パスカル･アルビロ）
　息子エリオット

エリック（ジル･ルルーシュ）プレイボーイ 若い女の娘にちょっかい
　恋人レア（ルイーズ･モノ）舞台女優
　バカンス先から500km駆けて来たエリックの懇願を拒絶
　エリックは早朝窓辺まで行くが彼女の寝顔を見て去る

アントワーヌ（ローラン･ラフィット）未練たらたら男
　恋人ジュリエット（アンヌ･マリヴァン）
　　11年付き合ったアントワーヌと別れ､付き合って1年の男と結婚寸前
　　でも､アントワーヌに意味深なメールを送ったりする
　アントワーヌはエリックと共にバカンス先から500km駆け着ける
　「扉まで歩く間､今までの出来事を思い出すんだ｡中へ入ったら､全てを捨てるか考えろ｡」
　　翌朝7時まで車で待つ｡タイムリミットを30分過ぎて彼女が手出て来る...

マリー（マリオン･コティヤール）自由奔放な独身女性
　セックスフレンド ラファエル（マチュー･シェディド）
　　事が済むと一人で映画を観ると追い返される
　　エリックと映画を観ている場面が出てくるが､その時観ていたのは
　　アル･パチーノ＆ジーン･ハックマン共演の『スケアクロウ』だった｡
　恋人フランク（マキシム･ヌッチ）
　　ギターを抱えてバカンス先まで追い駆けて来るミュージシャン
　元恋人リュド（ジャン･デュジャルダン）
　　ヤクでハイになった状態でバイク事故 集中治療室で入院
　　皆はバカンスを短縮（1ケ月→2週間）

約10人程の登場人物は年齢が30代半ばから40代の初め位でまちまち
何繋がりなんだろう...　　　

バカンス先
　ブリット 別荘管理人
　ジャン＝ルイ（ジョエル･デュピュシュ）カキ漁師
　ナシム（オシン･メラベ）早朝ランニング

バカンス中
・ エリックがレアに振られる
・ アントワーヌがジュリエットと復縁
・ ヴァンサン一家がマックスと揉め一足先に帰宅
ヴァンサンからジャン＝ルイ宛てにリュド急死の報が入る

リュドの葬儀
　弔辞：エリック／マリー（妊娠）／ヴァンサン に続き､
　ジャン＝ルイが遠路遥々､車で駆け付け
　思い出の浜の砂を棺にかける場面に感動する｡

注目の女優陣
マリー役のマリオン･コティヤールは勿論
レア役のルイーズ･モノ　イザベル役のパスカル･アルビロも良い

日本では劇場未公開だが観て損はさせない佳作だ｡