『終の信託』 2013年08月28日(水)22:17:26

終の信託
生前の患者からの依頼に従い
延命治療を止めた女医が、3年後
殺人として検察に尋問を受ける...

個人評価:★★★ (3.0P)】 (自宅鑑賞)

原作:朔 立木(さく たつき)
江木秦三(えぎしんぞう)(61)(役所広司
  喘息患者25年 同じ役所の病気もので『象の背中』を想起
  妻 陽子(中村久美 こういう役が似合い過ぎ)両親の介護・看護の人生
  長男 かおる/長女 ゆきこ
  満州にて5歳の時 ソ連軍の流れ弾で妹ゆき亡くす 意識が無くなる中で子守唄を聴かせる
  女医にCDプッチーニのオペラ(「ジャンニ・スキッキ」の中の「私のお父さん」)を貸す
  土手を歩くのが好き 一人河川敷で行き倒れ(所持品:診察券のみ 覚悟の旅路)

折井綾乃(おりいあやの)(46)(草刈民代
  あまね中央病院呼吸器内科勤務18年 初の女性部長
  江木担当15年 ぜんそく日誌61冊 信頼する女医
  高井医師(浅野忠信)不倫相手
     「お前、どうすんだ?こんなみっともないことして」
     「俺、結婚するなんて言ったっけ?」
      → 酒と睡眠薬で自殺未遂 同僚医師(矢柴俊博)
  終末臨場看護士 斉藤 鎮静剤「セルシン」静脈麻酔薬「ドルミカム」

塚原透(大沢たかお)検事 待たせる戦術
  事務官 杉田正一(細田よしひこ)
  受付(徳井優)

  << 患者の死を認容する条件 >>
  (1) 耐え難い肉体的苦痛がある
  (2) 死が避けられず、その死期が迫っている
  (3) 肉体的苦痛を除去・緩和する為に方法を尽くし、他に代替手段がない
  (4) 生命の短縮を承諾する患者の明示の意思表示がある


終の信託 = 延命治療拒否 死期の判断を委ねる
「人間が死ぬ時、まず駄目になるのは視覚だそうですね。最後まで残るのは聴覚だそうです。
そうなんですか?ものが言えなくなっても、見えなくなっても、声だけは聞こえているとか」

「自分がそうなった時、その時、出来たら、僕の意識が完全になくなるまで、先生、
言葉をかけて頂けないでしょうか。出来たら、意識がなくなっても、人から見て意識がなくなっても、
本人は、まだ意識があるんじゃないかと、それが心配なんです。その時が一番怖くて、
助けが欲しいんじゃないかと・・・思うんです」

「只、生かしておく為めに、体中チューブに繋がれ、只、生きてる”肉の塊”で生きたくない。
僕は先生を誰よりも信頼しています。先生に決めて頂きたいんです。
僕がもう我慢しなくても良い時を。その時を、先生にお預けします」



判決:懲役2年 執行猶予4年
ぜんそく日誌が「リビング・ウィル」と認められた
その最後のページに「延命治療は望まない。全ては折井先生にお願いした」との一文があった。
裁判所は、その一文を「リビング・ウィル」と認めたが、
「そもそも被告人の診断には明らかな誤りがあり、患者には回復の望みがなかったわけではない。
加えて、家族への説明も不十分であった」

前半は喘息患者役所広司の闘病/後半は検事大沢たかおの執拗な尋問が
バランスよく配されて、達者な演技を見せてくれるが
上映時間 144分と長め、映画でなくても良かったかな。。。

【 周防正行監督作品 】
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最終更新日時: 2017年08月08日(火)21:19:14ブログパーツ このページのトップへ

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