今野 敏 著 『朱夏 警視庁強行犯係・樋口顕』

タイトル「朱夏」の意味
既読の「樋口顕シリーズ」第四弾『廉恥』は娘の脅迫メール疑惑を扱い、
今作品では妻の誘拐を描く。
人生の4つの季節:「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」 P380
警察
樋口顕(43) 警視庁強行犯第三係係長(ハンチョウ) 警部補 P9
妻 恵子(42) 下訳 P26 153cm アメリカ1年留学経験あり
大東書房 翻訳家 城島直己(50初) P129
妻 心臓悪し病床 P287
娘 照美(18)受験生 スキー合宿越後湯沢 3泊4日 12/26- P28
マンション405号
天童隆一(49)捜査一課強行犯第一係官 警部補 P81
氏家譲(41)荻窪署生活安全課巡査部長 P43
大学 心理学専攻 P57 キャバクラ 健康ランド案内 P65 P213
事件
① 警備部長への脅迫状 激昂仮面 P85 P329
公安部 石上警部(43)/警備部 吉田警部 P372
② 樋口恵子誘拐事件
初台(はつだい) 城島直己宅からの帰途 白のミニバン P298
城島打ち合せ 12/9PM1:00 12/15PM3:00 12/26PM4:00
レンタカー店 高円寺店 P340 もう1つの部屋1DK P356
[二人のストーカー] P227
① 大森雅之 照美を文化祭で見掛け好意 P111 P244
② 安達弘 代々木署地域課 樋口係長を尊敬 P13
「付き合うに値する人間があまり見あたらない」 P271
PB(交番) 坂崎巡査部長 P166 同僚 井上 高梨 P162
今作品でも樋口はPCを買う羽目に
『廉恥』では照美にPCを警察の捜査の為提出させる条件に
『朱夏』では恵子の遅めのクリスマス・プレゼントに P291
PickupWord
「若さが持つ貪欲さと可能性に対する嫉妬。年配者が若者を不愉快に思う
最大の原因はそこにあるのかもしれない。少年少女が大人に反感を抱く
のと同様に、年配者は若者に腹を立てる。いつの時代でもそれは変わらない。
ただ、立場が入れ代わるだけだ。」 P206
「あいつとあんたはまったく違う。あいつのは仮面だが、あんたのは化粧だ。」
「(化粧は)心理学的にはいろいろな意味がある。相手への媚とか、
自分をよく見せたいとかいう意味合いもあるが、戦闘の際のメークアップ
という意味もある。つまりは、相手や畏れの対象に向けた演出だ。だが、
仮面はそれとは違う。完全な逃避行動だ。自分に嘘をついているということだし、
仮面は殻に通じる。」 P221
「警視庁強行犯係・樋口顕」シリーズ







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