cinema-days 映画な日々

『共喰い』

2014/10/03
【邦画】[タ行] 2
光石研 田中裕子
共喰い
父親の暴力性向は息子に引き継がれるのか
疑心暗鬼の息子の葛藤する姿を描く

個人評価:★★★ (3.0P)】 (自宅鑑賞)

原作:田中慎弥 第146回芥川賞受賞作品
舞台:昭和63年山口県下関市川辺

父 篠垣円(光石研)暴力性向
  愛人 琴子(35)(篠原友希子)妊娠 川辺を出る
別れた母 仁子(田中裕子)魚屋
  戦争で空襲に遭い左手首を失い義手
  遠馬の弟妹堕胎
息子 遠馬(17)(菅田将暉)高校生
  父の暴力性向を受け継がないか疑心暗鬼
  仁子の魚屋の近くの川でウナギ釣り
  琴子の妊娠を聞き動転 千種を襲い喧嘩別れ
  町の娼婦(宍倉暁子)で代行

  恋人 会田千種(木下美咲)
  祭りの日、喧嘩別れした遠馬を八幡神社で待っていたところ
  琴子の家出で激昂していた円に襲われる

それを知った仁子が義手で円を殺害
  翌日、刑事(岸部一徳 )が逮捕
  仁子 あの人(昭和天皇)の恩赦を期待する
遠馬 家出した琴子に会う
  子供は円の子でないと聞く 琴子に父親と同じように暴力を
  ふるおうとすると体内の子が動き中断
  川辺に戻ると、千草が仁子の魚屋を再開していた...
  昭和が終わる 昭和64年1月7日午前6:33崩御

千種役木下美咲、琴子役篠原友希子 管理人が未知な女優さんだったのが新鮮
田中裕子と刑事役岸部一徳は『いつか読書する日』の名コンビでした
脚本 荒井晴彦 1980年代の代表作『遠雷』『もどり川』に通じる昭和な感じが良い
エンディング曲「帰れソレントへ」  
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まだ、コメントはございません。

Hiro

>かのんさん

TB有難うございました。
『ヒミズ』(監督:園子温 主演:染谷将太)に似たテイストでした。

2014/10/07 (Tue) 00:52

Hiro

>真紅さん

TB有難うございました。
キャスティングが適役で良かったです。
仁子さんの義手の使い方が凄かった。

2014/10/07 (Tue) 00:57

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この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) 共喰い/菅田将暉

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2014/10/05 (Sun) 17:45 by カノンな日々
昭和六十三年の夏~『共喰い』

 17歳の誕生日を迎えた遠馬(菅田将暉)は、父・円(光石研)とその若い愛人・ 琴子(篠原友希子)との三人暮らし。母・仁子(田中裕子)は、川向こうで一人、 魚屋を営んでいた。  作家・田中慎弥の、芥川賞を受賞した同名小説の映画化。初日に鑑賞。青山 真治監督らしい、良作だとは思う。でもちょっと、期待し過ぎたかな。  キャストは皆、素晴らしい。主演の菅田将暉は、ちょっと垢抜け...

2014/10/06 (Mon) 07:02 by 真紅のthinkingdays
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