桂 望実 著『嫌な女』

登場人物
荻原弁護士事務所 民事専門
弁護士 荻原道哉
関係者全員の所に何度も通う
聴取の秘儀 1.腹が立った事 2.おやっと思った事 P35
妻と別居 P32 娘妻が引き取り P95
10代にしか見えない女 P160 デザイナー(42) P176
新米弁護士 石田徹子 → ”侍”弁護士 P298
両親 姉 兄 フライドチキン好き
文房具収集 P30
事務員 藤田みゆき「それは大変でしたねぇ」 P97
娘 麻子 P177 P373
勉強会
坂口博之(5歳上) 企業法務 P36 剣道 P87
依頼人 小谷夏子 徹子の縁戚(祖母の妹の孫)
「これで終わるような女じゃないよ」 P52 P289
7歳の時、向日葵のワンピースを裂く事件 P8
混血ハーフと吹聴 バス嫌い 父 昭一 母 万里子
各章
第一章 徹子 24歳
結婚詐欺 マンション狙い
西岡章男 実家農家 慰謝料請求100万 P66
両親に内緒で土地売却 マンション購入 名義変更前婚約解消 P42
父 章光 母 克枝
以前付き合っていた幼馴染みの女性 礼子
友人 中川栄子 喫茶店ウエイトレス
章男は喫茶店のマスターの中学の同級生
聞き取り 横尾不動産 P39 小沢写真館 P46 居酒屋京子 P49
第二章 5年後徹子 29歳
名古屋:自動車事故保険金詐欺
夏子 植物学者 熊田嘉昭と結婚 息子 幸一 P72 P104
岩井卓(すぐる)美容院「オールウェイズ」
交通事故3回 P85 保険金詐欺 P122
緒方直子 姉 律子 暴力夫との離婚相談 P98
高木美貴 小学校の同級生 2度目の結婚 P108
タイムカプセル10年 叔母の家の鍵
第三章 7年後徹子 36歳
坂口と結婚 3年で離婚 P155 P251
弘前:結婚詐欺遺産狙い
夏子 植物学者 熊田嘉昭と離婚 息子 幸一手放す P126
橋本敬一郎 質店 遺言書3000万円 P126
3ケ月入院 人工呼吸器外してくれ P150
息子 敬介 自動車販売店 遺留分半額 P162
聞き取り 看護婦長 豊重ハツエ P127
同室 近藤高昭 P129 遺言書作成 -小坂 古書遺す P144 P167
公証人 西野輝光 P135
第四章 4年後徹子 40歳
和歌山:若い男に入れあげ騙される
嶋正義 服のリフォーム店 11店舗 P175
絵画500万円 → 5万円
夏子 205号家賃滞納 熊田補填 150万円 P179 P186
夏子 自己破産 P197
太田俊輔 夏子を騙す P197
同居の女 真里菜を殴り怪我
熊田名古屋から引っ越し P186
幸一 小6 スポーツジムプールP183
兄(41)結婚-しのぶ(31) P176 P253
飲食店開いては潰す 5年で8回
坂口2度目の離婚 P191
第五章 7年後徹子 47歳
山口:お布施のバックマージン取り
本間淳 IT企業 P214
妻 裕子 P233 息子 ひきこもり P236
夏子 東山旅館10F建て 仲居2年
住職(60代) 座禅修行
お布施 キックバックマージン10% P256
聞き取り 芸者 志乃 スクワット P230
幸一 大学1年 弁護士志望 P246
坂口 父 水道局定年退職 介護 P250
第六章 9年後徹子 56歳
イソ弁 磯崎賢(28) P264
肉を食べない 涙腺が弱い
遠距離恋愛 名古屋の女性 結局別れた P328
横浜:将棋サークルを通じて送り付け詐欺
山下重彦 野菜送り付け 噴水めぐり P283
将棋サークル 代表者 中原維夫 P285
西田道子(52)-富岡和義 遺言書 P271
離婚 娘えみ 心臓病亡くなる
姉(60) 骨折入院 P277 兄 2年前にうどん店開店
みゆき64歳 退職宣言 P300 荻原66歳 引退宣言 P304
幸一と電車乗り合わせ 大学4年できちゃった結婚
熊田嘉昭 ベトナムで研究 P309
第七章 9年後徹子 65歳
中軽井沢:血統証を預かりブリーダー P358
「飼い主の死後、ペットを預かる」サービス
副代表 矢沢功(40代) P345 若い女に乗り換え P364
野口法子 トイプードル クッキー届け間違い P313
原凪子 ダルメシアン ルー 息子 恵一引き取り申し出 P344
徹子 2年前セミリタイア「出番です」 P316
みゆき 夫2年前他界 施設暮らし5年 P316
秋山 新採用の女性弁護士 P328 のち独立 P370
磯崎 東京の女性と結婚 子供女の子 P328
坂口 文化サークル 三線講座 P333
姉 遺言 オーストラリアの絶滅鳥の保護団体 P337 P350
第八章 6年後徹子 71歳
高齢者の婚活支援サークル「縁(えにし)」 P360
栗山純子(60)会員引き連れ退会 P363 300万円支払い和解 P392
会員 関根進 P366
大久保隆一 会員(65) 認知症の息子 200万円で解約
夏子と純子がぐるで二人でカモから金を巻き上げていた P381
みゆき逝去 P373
葬儀 荻原 施設転々 P377 坂口 沖縄転居 P377
中野優希 みゆきの姪 ネットショップ 遺産100万円 P386
PickupWord
「相手を傷付けないよう、その場しのぎがでるようになっていた」 P157
「赤ちゃんを少年に変える年月は、大人を老人に近づける」P186
「人は弱い。楽な道があれば、そちらを選ぶのは、自然なこと」 P202
「丸ごと受け止めてしまいなさい。気に入らないことも、哀しいことも。
そうすれば、きっと生き易くなるわよ」P258
「皆、一人なんですよ。寂しさを、大なり小なり抱えています。
うまく付き合っていくしかないんです。お金で寂しさを埋めても、
永遠に続きませんよ。それより、孤独を楽しむようにされたら どうですか?
孤独って、そんなに悪いもんでもないと思いますけど」P296
「ズルい人って、いますでしょ。そういう人は、なにをやっても、ダメだと思いますけど...
でもね、ズルい人は、自分を守るために嘘をつくんですよ。これじゃ、いけませんよ」P305
「どんな仕事も、楽しい部分と大変な部分の両方がある
ということです。楽しいだけの仕事など、ないと思ってください。
喜びが大きい仕事は、その分、苦労も多いものです。
どんな仕事でも、それを目指すなら、覚悟が必要です。
いい結果と悪い結果のどちらも引き受ける覚悟ができて、一人前です」P326
「よく理解しようともせず、親の生き方の一部だけ見て、
恥ずかしいという息子に、ひと事言ってやれるのは、
年寄りの特権だ。これぐらいのいい事でもなければ、
年寄りなど、やっていられない」P383
管理人のひとこと
原作では24歳から71歳まで描かれているが
吉田羊&木村佳乃は30~50歳くらい迄、演じるのかなぁ
その年代に、どれだけエピソードを放り込めるかが勝負1?
桂望実 映画化作品:管理人が三度観ている 『県庁の星』
[1] 2006.03.04. [2] 2007.06.10. [3] 2010.08.07.
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