『海難1890』

1890年に起きた和歌山の村人がトルコ人を救ったエルトゥールル号の海難事故と1985年の
戦時のイランからの邦人脱出をトルコの救援機が救った両国の友好を描く真実の物語
【個人評価:★★★☆ (3.5P)】 (劇場鑑賞)
日本とトルコの友好125周年記念作品
エルトゥールル号海難事故編
オスマン帝国から大日本帝国への親善使節団(乗組員618名)
オスマン大佐(ウール・ポラト)
ムスタファ機関大尉(ケナン・エジェ)
ベキール兵曹(アリジャン・ユジェソイ)ボイラー室担当
兜(月と日の丸)をお守りとする
妻出産 男の子 詩吟演奏(伴奏しながら掛け合い)
明治22年(1889年)7月イスタンブル出航 紅海、インド洋超えオスマン提督に昇格
明治23年(1890年)6月7日 日本到着 天皇への謁見 艦内コレラ発生
レスリング ムスタファ VS ベキール 引き分け
明治23年(1890年)9月15日 横浜港出航
翌16日夜 台風に遭遇 神戸港に向かうが和歌山県紀伊大島沖で座礁
ボイラー室爆発 生存者69名 ベキール涙壺をムスタファに託す
数日後、生存者をドイツ軍艦で神戸に移送
ムスタファは行方不明者の確認、遺留品の回収で残る
帰国後、ベキールの遺族を訪問 生まれた男の赤ん坊に会う
和歌山県紀伊大島樫野(現:串本町)
村長 佐藤(笹野高史)「こりぁ、大惨事だ」
村役福島(上田耕一)
医師 田村元貞(内野聖陽)4年前着任(以前は何してたんでしょう)
「守りたいのは、村の真心だ」
助手ハル(忽那汐里)海難で恋人を失い失語症
心臓マッサージでムスタファを蘇生
親友 藤本源太郎(小澤征悦)海軍士官 ハンコ押し
守銭奴医師 工藤(竹中直人)
芸妓 サト(かたせ梨乃)
三代目お雪(夏川結衣)ハルに代わって一肌脱ぐ
村民 平次(徳井優) 信太郎(大東駿介)
水没仕掛けたムスタファを救出
ノブ(斉藤とも子 久々)トメ (小林綾子)カツ(三輪ひとみ)
エンドロールで子供たちが清掃している「トルコ軍艦遭難慰霊碑」には
昨年10月訪問 映画化についてはその際、地元で聞いていた。
[後半](全編の1/3程度) 前半から95年後(管理人はこの経緯を知らなかった

テヘラン邦人救出劇編
昭和60年(1985年)イラク大統領のサダム・フセインが停戦合意を破棄
「48時間後にイラン上空を飛行する飛行機を無差別攻撃する」
校長 竹下(螢雪次朗)
教師 春海(忽那汐里)
生徒 木村ヒロユキ 父親(宅間孝行)
日本大使館
大使 野村(永島敏行) 秘書 山元(金子昇)
日本からの救援機飛ばず
日本航空 ・・・ 退路の安全が確保されていない
自衛隊 ・・・ 国会の承認に時間が掛かる
300人近い日本人残留
矢野(辻本祐樹)エンジニア
宮本(高田敏江)生前赴任していた亡き夫のお礼

トルコ大使館
職員 ムラト(ケナン・エジェ)春海にお守り渡す
メヘラーバード国際空港で日本人救助の演説
日本人の搭乗を優先しトルコ人は陸路 車で脱出2日間
オザル首相(デニズ・オラル)救援機を増発
「トルコ国民は日本人を救出できた自国を誇りに思う」
「そう言ってくれる国民を私は誇りに思う」
95年前の日本から受けた恩義に対する返礼
「人々の真心が国を動かす」
感動のシーン
① 樫野の村人と助けられたトルコ軍人の別れのシーン
ナージ楽団員のトランペット スコットランド民謡「故郷の空」
② 救援機のパイロットに全員が志願したシーン
③ 空港で日本人を優先して搭乗させようと人並が分かれるシーン
- 【邦画】[カ行]
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