cinema-days 映画な日々

『ヤクザと家族 The Family』

2021/02/07
綾野剛 舘ひろし 劇場鑑賞
ヤクザと家族 The Family~ [DVD]

ヤクザと家族 The Family
身寄りのない半端者がヤクザの親分に拾われ
盃を交わし家族となる。舎弟の仇を取り、
刑期を終えて戻ってみると環境が全く変わってしまっていた...

個人評価:★★★ (3.0P)】 (劇場鑑賞)

藤井道人監督・脚本作品
新聞記者』のスタッフが再集結
1999年(平成11年)
山本賢治”ケン坊”(19)(綾野剛)金髪 ミニバイク乗り回し
 父 正春 元証券マン 覚醒剤の過剰摂取 海で溺死 葬儀
悪友 細野竜太(市原隼人)大原幸平(二ノ宮隆太郎)
 ヤク奪い、拉致られ 臓器売られそうになる
 柴咲組に拾われ親子盃

オモニ食堂
木村愛子(寺島しのぶ)
 亡夫木村肇 元柴咲組若頭 加藤に殺される 8年前手打ち
 息子 翼 小学生

柴咲組 ヤクご法度
組長 柴咲博(舘ひろし) 若頭 中村努(北村有起哉 『すばらしき世界』ではケースワーカー役)
舎弟頭 竹田誠(菅田俊) 舎弟 豊島徹也(康すおん)

敵対組織
侠葉会会長 加藤雅敏(豊原功補) 若頭 川山礼二(駿河太郎)挑発

静岡県警マル暴刑事
大迫和彦(岩松了 『花束みたいな恋をした』架純ちゃんのお父さん役)加藤と癒着

2005年(平成17年)
山本賢治(25)銭湯 全身入れ墨
工藤由香(尾野真千子)キャバクラ『C’est La Vie』ホステス
 親なしの苦学生「学生かよ、老けてんな」

侠葉会が車移動中の柴咲組長を襲撃 大原死 賢治も撃たれる
若頭の中村が川山を刺すが、賢治が罪を負い服役
逮捕前に由香と関係 300万円残す

賢治と由香賢治と由香

2019年(令和元年)
山本賢治(39)懲役14年で出所 暴対法等で柴咲組衰退
柴咲組長 3年前癌発症 昨年転移
組のシノギ 中村 ヤクの密売 「綺麗ごとじゃ、飯は食えない」
竹田・豊島 シラスの密漁

細野 堅気になり所帯持ち 産廃処理会社勤務 5年ルール耐える
「ヤクザの人権なんて、とうの昔に無くなっている」

賢治 組抜け除籍 細野の紹介で産廃会社に就職
由香 シングルマザー 地方職員
娘 彩(14)(小宮山莉渚)中学生 3人で暮らし始めるが...

木村翼(22)(磯村勇斗)半グレ 侠葉会と対立
大迫のガサ入れに加藤のとの癒着証拠突き付け
父親殺しの真相を聞き出す

山本賢治役綾野剛柴咲組長役舘ひろし侠葉会会長豊原功補

【 人物相関図 】 (クリックで開閉)
『ヤクザと家族 The Family』人物相関図


【以下ネタバレ注意】 (クリックで開閉)

産廃会社の同僚が撮った写真がもとで、
賢治の素性がネットに拡散 由香失業 社宅引越 彩転校

居場所を失くした賢治は翼に代わって、加藤・大迫の生命をとる

家族を失った細野か逆恨み 賢治を刺殺
海底に沈む賢治がオープニングのシーンに繋がる

翼が波止場に献花 そこへ彩もやって来て
二人は初めて出会う 彩がお父さんの事を訊く
翼「少し話そうか」


【 管理人のひとこと 】
藤井道人監督作品という事で単なる抗争映画ではなかった。
舘親分は、豊原会長との会合で凄んで見せるが
それ以外は、人当たりの良いオジサンだ。

癌が再発した時に組の解散を考えたという件が
石原軍団の終焉を彷彿とさせた。

これまで見てきた実録ものの影響か、跡目争いで
北村 VS 綾野 の対立に発展かと思ったら、大外れ。
北村がヤクに溺れていくラストが悲しい

綾野「僕にとって今の集大成となった」
市原「『これが映画です』と言える作品です」

舎弟頭役菅田俊 久々、相変わらずのドスが効いた声でしたが
随分と頬がコケて見えました。
【スポンサーリンク】
【邦画】[ヤ行]
関連記事
 
cinema-daysを「人気ブログランキング」で応援cinema-daysを「にほんブログ村」で応援
     シェアする


【スポンサーリンク】
同カテゴリ  【邦画】[ヤ行]

コメント歓迎!! 0

まだ、コメントはございません。

comment form

コメントは承認制です。コメントツールバーは利用できません。
【お名前・URL・コメント本文】欄の入力は必須になっております。

トラックバックできます!! 2

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) ヤクザと家族 The Family・・・・・評価額1750円

帰るべき“家族”とは。 見応えたっぷりの136分。 1999年から始まって、2005年、2019年の三つの時代を背景に、綾野剛演じるヤクザ者・山本賢治の刹那的人生が描かれる。 家族を失い自暴自棄になっていた賢治が、ヤクザの道に足を踏み入れるきっかけとなる1999年のエピソードを描く、およそ25分に及ぶアヴァンタイトルののち、往年の東映ヤクザ映画を思わせるOPクレジットにゾクゾク。 賢治がオ...

2021/03/17 (Wed) 22:27 by ノラネコの呑んで観るシネマ
「ヤクザと家族 The Family」

綺麗事だけでは済まされない。邦画のヤクザ物といえば、私の中での最高傑作は「竜二」である。いつかこれを超える作品に出会いたいと思いつつ、金子正次の急逝もあり、惜別や多少の思い出補正によって、その出会いは未だ訪れていない。だが本作は、「竜二」に次ぐ位に好きになれる作品だった。偉そうに言うと、良くできた作品だったと思う。何もヤクザの世界を美化している訳ではない。ただ、どんな世界であっても、時代に取...

2021/09/27 (Mon) 15:08 by ここなつ映画レビュー
更  新  順
Hiro
Author: Hiro
発信地:愛知県
TB・CM(承認制)・LINK歓迎
cinemadays on X(旧Twitter)
cinemadays on Facebook