cinema-days 映画な日々

『すばらしき世界』

2021/02/15
役所広司 仲野太賀 劇場鑑賞
すばらしき世界
13年ぶりに出所した元ヤクザの殺人者が
まっとうに生きようと悪戦苦闘する姿を描く...

個人評価:★★☆ (2.5P)】 (劇場鑑賞)

原案:佐木隆三 「身分帳」
三上正夫(役所広司)人生の大半を刑務所で過ごした元殺人犯
 ホステス引き抜きでチンピラ殺害 11回刺す懲役13年 検事(マキタスポーツ)
 獄中で「自分の「身分帳」を写記 吉澤に送る 前科10犯6入28年服役
 孤児院「明月園」(現:あかつき学園)育ち
 芸者上がりの母親探し 持病:高血圧



別れた妻 西尾久美子(安田成美)再婚
 娘(小3)

身元引受人 庄司勉(橋爪功)弁護士 生活保護申請
 「あんまり急なんだよ。13年も冷えた飯しか口に入れてないんだから。
 いきなりこんなグラグラ煮立ってるもの、食えるわけないじゃないか、なあ」
 妻 敦子(梶芽衣子)「見上げてごらん夜の星を」熱唱
 すき焼きで出所祝い

ケースワーカー井口久俊(北村有起哉 『ヤクザと家族 The Family』ではヤクザ若頭役)技能習得補助に奔走
「誰かと繋がりを持って、社会から孤立しない事の方が大事」
自動車免許再履修 受付係赤松(山田真歩)強行の三上に怯まない

松本良介(六角精児)スーパーの店長
 三上を万引き犯と誤認 お詫びにメロンにイチゴ2パック!!
 運送会社の仕事紹介を約束
 同郷 元半グレ 「見上げてごらん夜の星を」ギター伴奏

津乃田龍太郎(仲野太賀)制作会社退職し、小説家志望
 タカリの仲裁に入った三上の暴力行為を撮れず、吉澤に叱咤される

吉澤遥(長澤まさみ)TVプロデューサー
 前科者の三上が心を入れ替えて社会に復帰し、生き別れた母親と
 涙ながらに再会するというストーリーを感動のドキュメンタリー番組にと目論む


 「お前、終わってんな。カメラ持って逃げてどうすんのよ。
 撮らないんなら、割って入って止めな。止めないのなら撮って、
 視聴者に伝えろ。あんたみたいなのが一番、何も救わないのよ」

下稲葉明雅(白竜)福岡の暴力団組長 三上の兄弟分
 糖尿病で左足切断 組員金持ち逃げ 警察ガサ入れ
姐さん 下稲葉マス子(キムラ緑子)三上にカタギの道を諭す

三上 旭川刑務所出所
 「俺はもう極道じゃなか。今度ばっかりはカタギぞ」
 東京の保護司 庄司宅に居候

庄司宅からアパートへ引越
 騒がしい階下の住人と揉める 「今時、組も糞もねぇよ。バ~カ」

生活保護を受けながら仕事探し
 ミシンで剣道の防具作り目指す 敦子のオリジナルバック 部屋のカーテン作り
 運転免許を再取得し配送の仕事を目指す

就職祝い
 自動車教習所の講習料貸す(松本:頭金 庄司:残金)
 通勤用自転車

【 管理人のひとこと 】
すばらしき世界=広い青空の下(Under The Open Sky)

「逃げるのは負けじゃない、勇気ある撤退だ」
ラスト:介護施設で職を得るが、イジメを受ける同僚 阿部を見過ごし、
犯罪者に対する偏見を我慢した挙句、貰ったコスモスを握りしめ孤独死

TVクルーは、津乃田龍太郎(仲野太賀)の取材がメインで
吉澤遥(長澤まさみ)の出演場面は少ない

別れた妻 久美子(安田成美)子連れの食事約束
「何か私、ワクワクする」 彼女もやっぱり、カタギとはちょっと違う気質なんですね
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