『ベイビー･ブローカー』

2022/07/13 2022/10/27

【洋画】［ハ行］ 0

ベイビー･ブローカー
“赤ちゃんポスト”から赤子を盗んだ男たちが､
ひょんな事から赤子の実母と共に養父母探し
の旅に出る姿を描く...

【個人評価：★★★ （3.0P）】　（劇場鑑賞）

原題：Broker

ハ･サンヒョン（ソン･ガンホ）クリーニング屋借金まみれ
　ベイビー･ボックス（赤ちゃんポスト）に入った赤ん坊の
　新しい両親を探し､仲介手数料を稼ぐブローカー
　後部扉が壊れたワンボックスカーで行脚
　テホ（リュ･ギョンス）借金取り立て

　別れた妻再婚妊娠　娘ユナから聞く
　「もう会いに来ないで下さい､ってママから」

ユン･ドンス（カン･ドンウォン）ベイビー・ボックス施設職員
　児童養護施設出身院長婦人（キム･ソニョン）
　サンヒョンの相棒当直時に赤子を盗むカメラ映像消去
ヘジン”海進”（イム･スンス）施設の少年ワゴンに隠れ同乗

『ベイビー･ブローカー』

ソナ＝本名ムン･ソヨン（イ･ジウン）
　赤子を捨てた母親（ボックスの外に置き去り）
　メモ「ウソン”羽星”､ごめんね｡必ず迎えに来るからね」付き
　売春宿暮らし相手の男性殺害
　奥さんが赤子を取り戻そうと画策

　取り戻しに来るが､受け入れ記録がない
　サンヒョンらと養父母探しの旅に出る

赤子ウソン洗車場で濡れた為､風邪発熱
　病院担ぎ込み→家族的一体感芽生え
　「生まれてきてありがとう」
　スジンらと減刑取引 GPS盗聴器用意

アン･スジン（ペ･ドゥナ）二人を追う刑事
　ボックス外に置かれた赤子をポストに入れる
　「未然に防ぐのは福祉の仕事､捕まえるのが刑事の仕事」
　夫（イ･ムセン）物書き子供なし
イ刑事（イ･ジュヨン）スジンの後輩
あえて女性刑事コンビを登用

ブローカー行脚
①ケチる養父母
写真と違うだの眉毛が薄いだの難癖をつけ､
果てには値下げ（1,000万ウォン→400万ウォン）､12回の分割払い要求
②スジンらが用意した囮養父母
ドンスが不妊治療の質問で嘘を見抜き破断
転売目的と勘違い
③ソウルの30代夫婦死産 4,000万ウォン
母親ウソンに授乳警察介入逮捕

【ラスト】　ご覧の際は反転にて　

買い手のソウルの夫妻執行猶予
ソヨン自首､ドンス逮捕､サンヒョン行方知れず
3年後
ヘジンは､ヒッチハイカーに､ソヨンは出所後､GS勤め
ウソンは､スジンが引き取り､五人が揃うのを待つ｡

【管理人のひとこと】
是枝節『そして父になる』『万引き家族』系列
車で韓国各地を移動する間に､もともと縁もゆかりもなかった
五人が疑似家族みたいになっていく…

養子縁組制度や里親制度は日本より､
韓国の方が認知されているとの事

［役者を堪能する映画］キャスティングが素晴らしい
ソン･ガンホカン･ドンウォンペ･ドゥナの三人は当初から決まっていて
イ･ジウンイ･ジュヨンは後から出演依頼

祝! 第75回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞（ソン･ガンホ）受賞

6月には幸せになろう。[IUの Palette] チームワークの良さが伝わる
イ刑事役イ･ジュヨン歌がお上手

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