『映画イチケイのカラス』

2023/01/21 2023/01/25

【邦画】［ア行］ 0

竹野内豊黒木華斎藤工劇場鑑賞

映画イチケイのカラス
岡山県瀬戸内に異動した入間みちおは､
平凡な主婦が防衛大臣に包丁を突き付けた
事件を担当する...

【個人評価：★★☆ （2.5P）】　（劇場鑑賞）

TVドラマの映画化

イチケイ＝東京地方裁判所第3支部第1刑事部
カラス＝判事（法服から）

連続ドラマ（2021年4月5日～6月14日）の主人公
入間みちおがイチケイを去ってから2年後の物語

舞台：岡山県

通称「大桃ころりん騒動」

自動車物損事故損害賠償裁判
依頼人：尾花トメゴールド免許
　土埃で視界不良により事故る
　シキハマ株式会社日尾美工場のトラック車による土埃
　汚染土を入れた容器落下破損

弁護人：坂間千鶴（黒木華）
　「他職経験制度」で弁護士として日尾美町に赴任
　秋名支部に「入間みちおの取扱説明書」送付
　赴任3ケ月で1件目小早川輝夫の紹介
裁判官（庵野秀明友情出演）審理中居眠り

傷害事件

岡山地方裁判所秋名支部
被告：島谷加奈子（田中みな実）
夫島谷秀彰（37）（津田健次郎）の墓前で鵜城英二防衛大臣（向井理）に
包丁で切りつけようとし護衛にケガを負わせる｡

裁判官入間みちお（竹野内豊）
　熊本地方裁判所第2支部（SP）から岡山県秋名市に異動
　右陪席土井潤（柄本時生）
　左陪席赤城公子（西野七瀬）

検事井出伊織（山崎育三郎）入間のお目付け係として異動
　糸子と結婚
　妻一ノ瀬糸子（水谷果穂）元“イチケイ”の書記官

職権発動
海難事故を裁判所主導で調査
加奈子に真実を知れば､自分の罪に向き合うと約束させる｡
土井「国家権力に盾突く事になる」
鵜城大臣の圧力で担当外される

海難事故
井出検事「海上予防衝突法」右側通航

貨物船「西英丸」航路外れる
島谷秀彰船長自ら積荷確認
・日尾美工場の残土を無人島に搬送
　酒盛り／残土からの汚染流出→乗員意識障害
　GPS破損
イージス艦
・秘密裏に開発した対艦ミサイルを積載
　鵜城英二（向井理）防衛大臣（地元出身）乗船
　航海記録紛失

入間独自調査釣り･漁
漁師情報「イージス艦は注意喚起警報出さず」
無人島のカメラ「貨物船航路を外れていた」
目撃情報「防衛大臣が乗船していた」

健康被害損害賠償裁判

民事事件「民事においては捜査まがいの事はやりません」
原告：松原俊哉（橋本淳）ラーメン屋息子裕也（11）
弁護人：坂間千鶴
　自腹で土壌汚染の原因探し「ムカつく､入間みちお!」

被告：「シキハマ株式会社」本社：秋名市住民の7割が関与
顧問弁護士：三田村武晴（尾上菊之助）
日尾美工場長：木島昌弘（平山祐介）
産業医：小早川悦子（吉田羊）
　夫小早川輝夫（宮藤官九郎）町役場地域推進課

千鶴と悦子

　実家小早川書店坂間 2Fに間借り
配置転換4名退職者5名体調不良通院

嫌がらせ
・ラーメン屋投石
・坂間のアパート放火
　　犯人逮捕：植木幸太郎（八木勇征）和菓子屋店主

みちこTシャツ

　坂間焼け出され､入間宅に泊まる
　「悩んで悩んで悩み抜け｡もっと悩め」

判決：賠償金1,000万円支払い

人権派弁護士? 弁護士ゴロ!?

月本信吾（斎藤工）
　坂間”委員長”とバディを組む人権派弁護士
　司法修習時代：駒沢の指導を受ける「教え子の中で最も優秀」
　妹 7年前耐震偽装の内部告発の末自殺→弁護士ゴロ

坂間と月本

イチケイ（東京地裁第三支部第一刑事部）
　駒沢義男（小日向文世）部長裁判官
　浜谷澪（桜井ユキ）書記官
　緑服の環境保護団体が抗議運動

環境汚染調査
夜間工場侵入ペットボトルに排水採取自転車借用

住民集会
分析結果工場の排水に有毒な有機フッ素化合物
「フォーエバー･ケミカル」が基準を超えて検出
5年前法律が改正され､工場の排出物が規制を受ける

佐藤春樹准教授岡山工業大学当日出席せず
三田村武晴弁護士から､別の検査結果報告される
散会月本は木島工場長から金受け取る

月本神社の石段から突き落とされ死
　事前に入間に写真送る

結末

「首謀者なき犯罪」
悦子･輝夫逮捕「胸を張れ､坂間千鶴」／三田村自首
鵜城英二防衛大臣引責辞任
日尾美町の商店街シャッター街化
　フラワーショップ娘相良恵女子高生
　工場の奨学金どころじゃないかぁ
閉店のフラワーショップで花を買い､
月本の亡くなった石段に供える

月本が入間に送った写真
町の子供たち5人：汚染の隠蔽に加担
島谷秀彰船長･木島昌弘工場長･三田村武晴弁護士
小早川悦子産業医・小早川輝夫町役場職員
健康被害の補償は､町役場の緑地造成費から拠出
輝夫は坂間を介し､町の不正を正そうとした悦子も発病

岡山法曹野球大会（日尾美チームVS秋名チーム）