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東野 圭吾 著 『透明な螺旋』

2023/01/31
東野圭吾
透明な螺旋
透明な螺旋
【単行本】
シリーズ第10弾(長編としては5作目)
今、明かされる「ガリレオの真実」

房総沖で男性の銃殺遺体が見付かった。
失踪した恋人の行方を辿ると、関係者として天才物理学者の名が浮上した。
警視庁の刑事 草薙は、横須賀の両親の元で過ごす湯川学を訪ねる...

「愛する人を守ることは罪なのか」
ガリレオシリーズ最大の秘密 が明かされる。

「ガリレオの愛と哀しみ」
殺人事件の犯人捜しと逃亡を続ける被害者の恋人の追跡と併行して、
本シリーズの主人公 湯川学教授の私生活(生い立ちや家族関係)が明らかになる...
「螺旋」=DNA 親子関係 「透明な」=濁りのない信頼関係

警察


警視庁
間宮管理官 P172
草薙俊平捜査一課係長 警部 湯川の大学時代の友人 P27
 大学時代 バトミントン部 P82
内海薫(30すぎ)巡査部長 P28
 レールガン事件:『ガリレオ 禁断の魔術』第四章 猛射つ(うつ) P99 P106
 透視トリック:第一章 透視す(みとおす) P185
岸谷主任 警部補(40) P46 P100
横山(30過ぎ) 生活安全課巡査長 P27

湯川学 帝都大学 物理学教授 P
私生活
 6年越しの恋人(高2~)P98
 統和高校 陸上部 物理研究会 P106
 優秀卒業研究発表会「磁界歯車」P82

父 湯川晋一郎 元町医者 P81 P106
 住居:横須賀 1205号 P79
母 認知症介護 P84 多臓器不全死去 P106 P280 P298

実母 松永奈江(絵本作家 アサヒ ナナ)P246
実父 米留学 P282 学養子 P283
 メールのやりとりだけ P89 中2以来の再会 P278
「偽メールを書く気はないが、別の形でなら捜査に協力できるかもしれない」 P95
「特に肩入れするほど松永さんのことを知らない」P143
「その問いかけには必ず答える。ただし、もう少し待ってほしい」 P198

一度目の結婚 夫 デザイナー兼イラストレーター 酒乱&浮気 P284 P76
湯川家来訪 学の選択「今のままでいい」 P285
→「そんなことはできない、どちらも僕の親だ」 P291
「本当のものなんか何もない、人間はみんなひとりぼっち」(中2) P285
二度目の結婚 松永吾朗と再婚(高1) P286
6年前 「もしもモノポールと出会えたなら」読破→絵本の題材 ペンネームで接触



事件


千葉県警と合同捜査 P32

被害者:上辻亮太(33)


 群馬県高崎市出身 P22 P31 P47
 10/6 南房総沖にて銃殺遺体で発見される
 「UXイメージ工房」P46→フリーで映像制作
 DV夫 P34 P56 P92 P119

妻 島内園香(23) 生花店勤務 P14 P75
 住居:千葉県→5年前3月「いるかハイツ」201号 P16 P222 大家:田村(60半) P33
 「母の形見」=手作りの古い人形 P26
 上辻の殺害事件後から行方不明
 店長 青山(40前後 女性) P21 P39 P97 10/2 休職願い P32 P273
 友人 岡谷真紀 高校時代3年2組の美術部サークル仲間 P41 P48
  東京小金井市 美容師 P49
  野口 社会科担当 P48
 お年寄り(70前後)の来客=根岸秀美 P44 P130
 アリバイ:上辻の殺害当日に園香と1泊2日の京都旅行 P33

母 島内千鶴子(48) 一年半前にクモ膜下出血死 P17
 嘗て児童養護施設「あさかげ園」勤務 P15 P50 P103→給食センター P20
 3歳頃 公園で保護 育児放棄 秀美の実娘はすでに死去 P253
 園長 金井(60代) 4年前着任 P109 関根(40半)10年近く一緒に働く
 相手 妻帯者 P16

園香と千鶴子に慕われていた女性
アサヒ・ナナ(本名:松永奈江”ナエさん”) 絵本作家 P58 P67 702号 P68
 著書「ぼくは何?」(アルビノ) P65
  「ひとりぼっちのモノポちゃん」(モノポール) P77→参考文献:湯川学
 世報社担当編集者 藤崎 P73 P277
 重要参考人として手配されている園香を匿う
 首都圏巡回紙芝居で千鶴子と知り合う P113 P287

 一度目の結婚 2年で離婚 デザイナー兼イラストレーター 酒乱&浮気 P284 P76
 二度目の結婚(学高2) 松永吾朗 飲食店 P136 P286
  埼玉県新座市 11年前肺癌 P148 隣人 児島(60代)P145
 スキー部仲間
 湯沢町のリゾートマンション鍵預け P153 P274 家宅捜索空振り P175

犯人:根岸秀美(70)


 銀座のクラブ「VOWM(望夢)」のママ P101 P120 P155 P208
 ×「誓いを立てる=make a vow」 P192 P202
 S23年 秋田県生まれ P3
 相手:バーテン 矢野弘司 長野出身 脳出血死 P7 P11 P213
 女の子 2300g 出産 P11
 手作りの人形 背中に名前 望夢=赤ん坊の名前 P12 P208
 上辻との通話記録あり DNA鑑定(すり替え) P232 P259 養子縁組計画 P260

 パトロン 住職 72歳脳梗塞死 P217 クラブ+1000万円
 裏社会の男から密造銃(フィリピン製)預かる P120 P217 P243 P293 10年以上前に病死 P293
 60歳 乳癌発症 切除 園のHPで手作りの人形見付ける P219
 金の卵=園香スカウト交渉 P123 上辻300万円要求 P135
 動機:大事な人を守りたかったから P241
 孫娘 園香救出「園香のファンだったから」
 千鶴子を捨てた子と誤認
 「インターネット犯罪に関する抜き打ち調査」P114=調査員のテクニック P203 P219



「愛する人を守ることは罪なのか」


「本当のところは自分なりに辿ってみたかったのかもしれません。松永奈江の人生を。
彼女が何を思い、どんなふうに生きてきたのかを知りたかった」 P290

「僕が両親たちと暮らしていた古い家」P290
今ここにいる自分は、あの家で従順な息子のふりをしていた少年とは別人だ。
あそこにいた少年は、あの家でとうに死んでしまっている。
だからあの家には、その少年の見えない死体が横たわっているに違いない」

管理人のひとこと


管理人の東野圭吾歴は『放課後』(1985年)『11文字の殺人』(1987年)にまで遡りますが、
ホラーやスリラー系は苦手なので飛び飛びになっています。
探偵ガリレオ』の短編(1998年)から始まった本シリーズも早、23年
湯川学の過去が、他作品『むかし僕が死んだ家』(1997年)とリンク P290
加賀シリーズの『祈りの幕が下りる時』的展開になっています。

参考:東野圭吾「透明な螺旋」感想・ネタバレ シリーズ10作目で語られる真実

人気シリーズ こちらも『マスカレード・ゲーム』同様、図書館にて30人以上の予約があり、
半年以上待って読了しました。

『ガリレオ』シリーズ(長編)


容疑者Xの献身
聖女の救済
真夏の方程式
沈黙のパレード
透明な螺旋

容疑者Xの献身聖女の救済真夏の方程式沈黙のパレード透明な螺旋

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